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宝石鑑定2

先日も記事にしたジェムリサーチジャパンより鑑別結果が戻ってきました。
比較のため、先日の画像を並べてアップしてみます。

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一目瞭然にわかるのが【鉛ガラス】の文字です。

一般の方には聞きなれないこの【鉛ガラス】ですが、どういったものかというと、一言で宝石を整形してしまってるということです。
左の鑑別書にも『通常、色の改善を目的とした加熱が行われています』とありますが、これは宝石自体が元々もっている美しさを、人的に引き出すエンハンスメントと呼ばれる手法で、ごく一般的に行われており、宝石の評価のマイナスにはなりません。

対して右側のルビーです。
こちらは元々、キズのある石の、そのキズの中に赤い鉛ガラスで埋め、透明度をあげて人工的に綺麗に見えるようにしてしまっています。
本来ならキズがあるので光がキレイに透過しないところが、鉛ガラスのおかげで透き通ったきれいな石に見えます。

こうなると宝石としての評価が格段に下がることとなります。
それはそうで、見栄えはキレイに見えても、本来は傷が多い石なので、きれいな宝石としての評価はできません。
また、超音波洗浄器や歯磨きのフッ素などでも鉛ガラスが溶け出す場合もあるようです。
知らずに販売などしてしまったらお客様の信用を失いかねません。
そのためにもこういった鑑別を付けて販売するということが重要になります。

該当のルビーのリングも、当店で取扱するときに、顕微鏡で見て、天然の石には見ないようなインクルージョン(内包物)が確認できましたので、お客様にも納得していただいた上で、価格を提示させていただきました。
こんな具合に、お客様と商談をする場合においても、鑑別書が重要なことをご理解くださいませ。 


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